作用と効果
PDE5という酵素を阻害することにより海綿体のcGMPを増加させます。その結果、平滑筋が弛緩し、陰茎組織への血流が増加して勃起が生じます。なお、性的刺激がなければ勃起は生じません。
通常、勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない状態)の治療に用いられます。この薬は、催淫剤または性欲増進剤ではありません。また、性行為感染症を防ぐ効果はありません。
使用上の注意
以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心血管系障害、不安定狭心症、性交中に狭心症を起こした、不整脈、低血圧、高血圧、最近3ヵ月以内に心筋梗塞を起こした、最近6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血を起こした、肝障害、網膜色素変性症がある。
他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
用法・用量
通常:通常、成人は1日1回2錠(主成分として10mg)を性行為の約1時間前に服用しますが、十分な効果が得られず、忍容性が良好と判断された場合には1回4錠(20mg)に増量されることがあります。服用間隔は24時間以上あけてください。
軽度または中等度の肝障害がある場合:通常、成人は1日1回2錠(主成分として10mg)を性行為の約1時間前に服用しますが、この量を超えて飲まないでください。服用間隔は24時間以上あけてください。
中等度の腎障害がある場合:通常、成人は1日1回1錠(主成分として5mg)から開始され、性行為の約1時間前に服用します。服用間隔は24時間以上あけてください。最高2錠(10mg)に増量されることがありますが、この量を超えて飲まないことと、服用間隔は48時間以上あけてください。
重度の腎障害がある場合:通常、成人は1日1回1錠(主成分として5mg)を性行為の約1時間前に服用しますが、この量を超えて飲まないでください。服用間隔は24時間以上あけてください。
いずれも必ず指示された服用方法に従ってください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
副作用
主な副作用として、頭痛、潮紅、ほてり、消化不良、背部痛、筋痛、鼻閉、四肢痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・発疹、顔のむくみ、唇や口内・結膜のただれ [過敏症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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